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MWPO 猫の爪切りは必要か?切り方のコツは?

November 01, 2022

猫は生まれつき鋭い爪を持っており、飼い主、ソファー、カーテンなど、自分にとって不快に見えるものを引っ掻くことができます。それは理由があります。

ネコ科の動物は、自在に爪を出し入れできる動物です。狩りなどで獲物に近づく時は、音を立てないように爪を隠し、闘ったり、木に登る時などには、鋭い爪を出して使います。そして今、ますます多くの猫が私たちの家族のペットとなり、狩りをしたり木に登ったりする必要のない衣食住の生活を送っています。 爪が鋭く、家の中で遊んでいるとどうしても飼い主を引っ掻いてしまう猫は、定期的に指先を切ることを考えた方がいいかもしれません。 爪が長すぎると、うっかり肉球に穴をあけてしまい、感染症になることがあります。

爪研ぎで事足りる?

家ではほとんどの猫が爪研ぎで自ら爪のケアをしているので、切る必要は無いと思われる方もいるかもしれません。猫の爪は玉ねぎのように層構造になっていて、内側の層から新しい爪が生えてきて、外側の爪が剥がれていきます。爪研ぎは、気分転換やマーキングのための本能行動であると同時に、古くなった外側の爪を剥がす目的があります。しかし、爪研ぎを行っていても先は尖ったままなので、爪先を切る必要があります。

 

猫の爪切りのコツ

爪とぎの役割は外側の古い爪をはがして、新しい爪を出すことです。 新しい爪の先は鋭くとがっているため、布などに引っかかりやすくなっています。 爪切りでその鋭い爪の先を切ることは、飼い猫が安全に暮らすために必要なことなのです。

猫の爪切りをスムーズに行うコツは、猫がリラックスしている時に、短時間でササッと終わらせることです。猫は一度「イヤ」と感じると、次から爪切りを見るだけで逃げていくようになります。そうならないよう、嫌がったら無理強いせずそこで中断することです。おやつをあげたり、やさしくなでたり、猫の気分を紛らわせてあげながら行いましょう。一番良いのは、寝ている間に行うことです。
猫の爪は、前足に5本、後ろ足に4本、計9本あります。前足の爪は物を引っかけやすいように弓状に弯曲していて、後ろ肢は比較的真っ直ぐな形状をしています。通常、爪は指の中に隠れているので、爪を切る時には肉球を押して爪を出します。強く押すと猫が嫌がるので、優しく押してあげましょう。しかし、どの猫も足先を触られるのは苦手です。日頃から肉球を触るというスキンシップをとっていれば、触られることに慣れ、猫の負担が軽減することにつながります。

切るタイミングは?

爪を切るタイミングは、3週間から1ヶ月に1回が目安ですが、子猫は伸びるスピードが早いので、1~2週間位のペースで必要かもしれません。また、高齢の猫や爪研ぎをあまりしない猫は、古い爪が残りやすく爪が分厚くなるので、こまめにチェックしてあげましょう。爪が剥がれかけていたりすると危険なので早めに切ってあげてください。

血管を切らないように注意

爪をよく見ると途中から根元にかけて、ピンク色に変わる部分(クイックと呼ばれる)がみられます。ここには、血管と神経が通っているのでここの深さまで切ってしまうと、猫は痛がり、出血してしまいます。特に注意したいのが、後ろ足の爪です。後ろ足は血管がわかりにくく、前足よりも先端に近い所にあるので深爪しやすいです。前足はピンクの部分より少し手前、後ろ足は先端の尖った部分を2~3mm切るだけで十分と考えてください。

もし、血管まで切ってしまった場合は、しばらく爪の先をガーゼか布でしっかり止血しましょう。止血は、10分程度、時間がかかることがあります。しばらくしても出血が止まらない場合は、動物病院で診てもらうことをおすすめします。ペットショップで止血用のパウダーが購入できますが、猫にとっては出血させないのが一番です。

 

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